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自動車用ワイヤハーネス:ワイヤハーネスの規模予測の高速化

公開日: 2022-06-16 クリック数: 176

中国汽車工業協会と天津大学中国自動車戦略発展研究センターが発表した中国自動車市場の総販売台数の中長期予測によると、市場全体から見ると、今年の中国自動車市場の判断を踏まえ、2022年通年の国内乗用車販売台数は約2500万台と予測し、その後は約3%の安定成長率で考えると、2023-2025年の乗用車販売台数はそれぞれ2575万台、2652万台、2732万台となる。スマートカー高速ワイヤハーネス(高速コネクタ):車両用高速コネクタは主にカメラ、センサー、アンテナ、GPS、ブルートゥース、WiFi、ナビゲーションと運転補助システムで使用され、スマートカーに配置された自動車用ワイヤハーネスの各タイプの高速コネクタのASPは500-1000元前後で、うちL1クラスの自動運転システムに使用されるワイヤハーネスは基本的に追加の高速ケーブルを必要としないため、単価は比較的低い。

また、ワイヤーハーネスの価格水準は主に川下の完成車メーカーの価格変動の影響に制約されており、一般的に新モデルの登場で自動車の販売価格が高くなると、ワイヤーハーネスの販売価格も高くなる。しかし、時間の経過とともに代替車種の登場で元の車種は値下げを余儀なくされ、利益水準を維持するため、完成車工場は車用ハーネスなどの部品サプライヤーに値下げを要求することになる。一方、規模が大きく、市場での地位が高い部品メーカーは、生産の自動化、規模効果、集積化生産、技術の反復などの方式で利益水準を維持し、ワイヤハーネスの価格もそれによって徐々に低下していく。 そこで、乗用車市場全体の予想、該当クラスの自動運転技術の浸透率、各クラスの対応に必要な高速ハーネスのASPなどを基に、2022年から2025年までの高速ハーネスの市場規模をそれぞれ85.9、97.0、108.5、122.8億元と概算し、年間複合成長率は約12.7%とした。


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